診療科・センター・部門

地域外傷センター長 整形外科部長
櫻井 敦志

救命救急センター内に「地域外傷センター」を設立し3年が経ちました。当院は淡路島の中核病院として救命センターを整備し日々救急医療、外傷治療にあたっておりますが、 その中で特に外傷治療においては、初期の救命はもちろんですが、その後の機能回復から社会復帰も同様に重要になってきます。 交通事故や労災事故などによる重傷外傷は減少しているとはいえ、ほぼ全例当院に搬送されております。また、高齢化の進むこの淡路地域においては、高齢の外傷患者の数は増加しつつあります。 これらさまざまな外傷に一貫して対応するには、各診療科がより早期から協力し合い、適切な時期に治療を行っていくことが必要となります。

当外傷センターでは救急科、外科、整形外科、脳外科、放射線科、形成外科、口腔外科、麻酔科、リハビリテーション科など院内の各診療科と各部門が協力体制をとり多職種が連携し外傷治療にあたります。 また、当院のドクターカー及び兵庫県・徳島県のドクターヘリも活用し、プレホスピタルより積極的に医療介入をおこない傷病者を安定化したのちに、迅速に搬送しております。 みなさまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。