診療科・センター・部門

形成外科

概要・特徴

形成外科は主にからだの表面の「かたち」の異常を治療する診療科です。「かたち」の異常とは見た目だけでなく、機能の障害を伴うことも多く、生活の質:Quality of life (QOL)を低下させます。形成外科では専門的な知識と技術を用いて患者さんのQOLを高めることを目指しています。

形成外科の診療対象は非常に多く、顔面・体幹・四肢をはじめとして、身体のあらゆる場所の腫瘍や外傷、先天的・後天的な形態異常を診療しています。また、ときには腫瘍の切除や外傷などにより生じた組織の欠損や変形の診療もおこないます。そのため、患者さんの年齢層は幅広く、赤ちゃんからお年寄りまで診療しています。

我々は淡路島で唯一の総合病院の形成外科医として、手術・レーザー・保存的治療をおこなっています。特に肥厚性瘢痕やケロイドといったきずあと、顔面骨骨折などの顔面外傷、皮膚悪性腫瘍の切除・再建手術、手足の傷といった四肢外傷、眼瞼下垂症などに関して専門的に手術を行っています。また2025年からは加齢によるシミや血管腫など保険診療では治療できなかったものに対して、自由診療も開始しています。
そして、他科と協力して「足のきず総合治療センター」や「地域外傷センター」の一員としても治療をおこなっております。
2025年4月現在、常勤医師2名で診療しております。加えて、金曜日の午前は非常勤医師による外来診察を行っています。