診療科・センター・部門

小児科

概要・特徴

・小児の心と体の健全な発育を応援します。
・高度医療の修得と医療技術の向上に努めます。
・お母さんの育児を支援します。

淡路島の小児医療の基幹病院として、救急医療に力を入れるとともに、内分泌疾患、腎疾患、循環器疾患、神経疾患、発達・フォローアップ、アレルギー疾患などの専門医療にも力を注ぎ、患者さんのニーズに合った良質の医療を提供することを目標としています。

外来案内

一般外来 [午前]

外来受付時間は午前8時30分から午前11時まで行っています。医師2名で2診制度で診療にあたっています。診療内容は小児内科領域全般です。

専門外来 [午後]

予約診療で行っています。

発達外来 第2、4木曜日 第4水曜日 (交代医師)

当院のNICU卒業生の発達や検診での発達フォローが必要な児を中心に診療を行っています。臨床心理士とも連携しています。

喘息・アレルギー外来 第1、3、5月曜日 (交代医師) 木曜日 (土井医師)

気管支喘息・食物アレルギーなどアレルギー疾患の診療を行っています。検査・治療のみならず日常生活についてのご相談などアレルギーを有するお子様の生活の質の上昇を目指しています。乳児期から思春期まで診療しています。

小児神経外来 第1、2、3、5水曜日 (神戸大学より派遣)

てんかんなどを含め小児神経全般に対応しています。

内分泌外来 第2、4月曜日 (松本医師)

糖尿病、低身長や甲状腺疾患など小児内分泌の診療を行います。低身長に対しては成長ホルモンの導入も行っています。

心臓外来1 第1、2、4火曜日 (岡医師)

小児の先天性心疾患などを中心に小児循環器専門医が診療を行っています。外科的治療が必要な場合は兵庫県立こども病院へ紹介します。

心臓外来2 毎週金曜日 (交代医師)

川崎病を中心とした長期フォローが必要な児の診療を行っています。

腎臓外来 第1・3・5木曜日 (神戸大学より派遣)

ネフローゼ症候群や腎・尿路奇形、夜尿など腎疾患全般を神戸大学病院の小児腎臓専門医師が診療しています。

乳児健診 毎週火曜日 (交代医師)

当院出生の新生児の一ヵ月健診を行っています。予約制ですので他院出生でも診察可能ですが、事前に午前の初診を受診してください。

シナジス外来 毎週月曜日 (交代医師)

当院NICU卒業生の早産児に対しシナジス接種を行っています。他院出生児も受け入れていますが、事前に午前の初診を受診し、予約を取得してください。

予防接種

当院では予防接種は基本的に行っておりません。かかりつけ医での接種をお願いしています。基礎疾患やアレルギーがある場合にはご相談して下さい。

病棟紹介

一般小児病棟

小児科病棟は、4階に位置し、感染症、免疫・アレルギー疾患、腎疾患、循環器疾患、神経筋疾患、代謝内分泌疾患等、幅広い小児疾患を受け入れています。
対象が発達途上にある小児であり、成長・発達の助長は勿論のこと、安全面への配慮も欠かすことができません。繁雑な業務の中、優しい笑顔と思いやり・ 的確な観察力・判断力・機敏性をもって対応し援助しています。
長期入院の患児たちには院内学級も併設されており、小学校・中学校それぞれに病棟から通学し 勉強や治療に頑張っています。
学習内容も病児の体調に合わせて進められるため、身体に無理なく学習を受けることができます。

母子センター

当院出生数は年間約550人です。
淡路島唯一の新生児医療施設として、24時間体制で全島のハイリスク妊婦、ハイリスク新生児を受け入れています。

小児救急について

当院では夜間は2次、3次救急患者(重症・重篤患者)に対応しています。
夜間休日にお子さんが病気になった際の受診機関は以下の兵庫県小児科医会内「救急医療」ホームページより参照してください。
http://www.hyogo-pa.org/kyukyu/awaji.html

夜間(毎日)の小児救急について

受付時間

午後10時~翌朝6時まで各自の診療所において小児科医で輪番で救急患者に対応します。

連絡先
小児夜間救急電話センター TEL.0799-44-3799

小児夜間輪番について

午後10時から翌朝6時まで、島内医師による輪番制で「小児夜間救急診療」を行います。受診する際は、まず「小児夜間救急電話センター」(Tel 0799-44-3799)へご連絡ください。看護師が、すぐに診療が必要かどうか症状をお伺いして、当日の担当医療機関を案内します。
小児夜間救急診療は、重症患者を見落とさずに、早期入院が必要であるかどうかを判断することを目的としています。入院が必要と判断された場合は、県立淡路医療センターをご紹介します。入院が必要でないと判断された場合は、明朝かかりつけ医を受診してください。
また、次の点をご了承ください。

・インフルエンザ迅速診断等の検査は行いません。
・頓服薬以外の薬は、処方できません。
・会計ができないため、5,000円の預かり金を徴収し、後日精算いたします。

小児救急医療相談について

兵庫県では保護者向けの電話相談を行っています。こどもの急な病気、けが等で医療機関を受診したほうが良いかどうかお悩みの場合にはご相談ください。

小児救急医療電話相談

《電話番号》

#8000
*ダイヤル回線、携帯電話、IP電話の方 (078)304-8899

《相談時間》

平日・土曜日 18:00~24:00
日曜・祝日・年末年始 9:00~24:00

日本小児科学会のこどもの救急ホームページは以下のリンクよりご覧ください。お子さんの気になる症状を入力することですぐに受診しないといけないのかどうか判断の目安を提供してくれています。

こどもの救急

診療実績

小児科入院(2021.1~2021.12)

呼吸器系感染症気管支炎17人
咽頭炎7人
肺炎4人
クループ症候群6人
腸管感染症急性腸炎14人
尿路感染症13人
流行性ウイルス感染症RSウイルス感染症36人
アデノウイルス1人
ウイルス感染症2人
突発性発疹4人
痙攣熱性痙攣25人
無熱性痙攣5人
痙攣重積6人
てんかん5人
1型糖尿病1人
その他川崎病15人
気管支喘息8人
食物アレルギー21人
低身長症3人
アナフィラキシー5人
発熱8人
哺乳不良2人
熱中症1人
新生児発熱5人
嘔吐症4人
脱水症3人
菊池病2人
不全型川崎病2人
薬剤アレルギーの疑い2人
中枢性思春期早発症の疑い1人
21水酸化酵素欠損症、手足口病1人
SGA低身長1人
胃食道逆流症1人
一過性意識障害1人
咽頭炎または細菌性腸炎1人
うつ熱1人
下肢脱力1人
感覚障害1人
肝機能障害1人
急性肝障害1人
菌血症1人
血液培養陽性1人
下痢症1人
高ナトリウム血症1人
呼吸不全1人
消化管出血1人
小児ネフローゼ症候群1人
腎機能障害1人
神経芽腫1人
新生児黄疸1人
新生児臍炎1人
体重増加不良1人
単純性股関節炎1人
虫垂炎疑い1人
低形成腎1人
低血糖1人
伝染性単核球症の疑い1人
突発性縦隔気腫1人
内斜視1人
熱性痙攣群発1人
脳振盪1人
脳脊髄液漏出症1人
肺炎球菌菌血症1人
蜂刺症1人
左水腎症1人
肥満症1人
腹痛症1人
不明熱1人
蜂窩織炎1人
慢性腹痛1人
右頚部リンパ管腫1人
無呼吸発作の疑い1人
溶連菌感染症1人
臍炎、臍肉芽腫1人
潜在性二分脊椎疑い1人
合計273人