診療科・センター・部門

血液内科

概要・特徴

血液内科は、血液の病気、貧血や、血小板減少、凝固異常などを扱う内科です。血液悪性疾患といえば、非常に稀な疾患というイメージがありますが、当院を受診される新規血液悪性疾患が、年間で70 人程度です。そのうち、悪性リンパ腫が、30 人前後、白血病の方がおよそ20 人前後で、骨髄異形成症候群、多発骨髄腫も毎年10 人前後発生していますので、他のがんと比較しても少ないわけではありません。悪性リンパ腫、多発性骨髄腫とも適応例に関しては、自己末梢血幹細胞移植も行っています。

淡路島全体で、人口13 万人弱で、65 才以上高齢者が,人口の3割を占めるという高齢化社会です。血液疾患の患者全体で,平均年齢が73 才、白血病では、65 才以上が72%、75 才以上が57%と6割近くが後期高齢者にあたります。高齢者には、合併症も多く、また骨髄異形成を伴う難治性白血病も多くなってきます。積極的な強力な抗がん剤治療の適応とならないことも多く、支持療法、緩和的治療も大切となってきます。

血液疾患以外にも、自己免疫性疾患、感染症等多岐にわたる分野での診療を行っております。

診療実績

2019年2020年2021年
悪性リンパ腫383836
多発性骨髄腫7510
白血病152119
他の造血器腫瘍401218
1007683