病院のご案内

院長挨拶

兵庫県立淡路医療センター
院長 鈴木 康之

令和3年4月1日付で兵庫県立淡路医療センター新病院長として着任いたしました。皆様には今後も引き続き当センターに対しご芳情を賜りますよう心からお願い申し上げます。

私は兵庫県神戸市出身で昭和58年に神戸大学を卒業し、医師としての専門分野に消化器外科を選びました。大学附属病院や兵庫県内の病院で臨床研修を終えた後、若いうちは研究に従事したり米国に留学したりと、楽しくキャリアを積むことができました。平成6年に神戸大学医学部に戻り附属病院で勤務しながら、主に膵(すい)臓や肝臓の高難度手術と膵(すい)臓移植を担当する外科医として厳しいトレーニングを受けました。その間に多くの後輩が誕生し、その中で過去に何人かは前身の県立淡路病院や当センターで献身的な役割を果たしてきています。平成18年には縁あって香川大学に移り、その後15年間は同大学消化器外科を主宰し、消化器外科全般を担当する中で、肝胆膵(すい)高度技能指導医として専門医の育成に当たってきました。多くの優秀な教室員や若い人材に恵まれ、診療も研究もまさに充実した15年間でした。定年まで2年での淡路医療センターへの異動には大変迷いましたが、残りの現役生活、故郷の兵庫県に少しでも役立ちたいとの思いが強く、この度の赴任に至りました。

私の当初の役割は、センターのスタッフ達とともに小山前病院長の方針を踏襲し、すべての疾患に対し「島内完結の医療」を提供しつづけることと考えています。その後の早い段階で、センターが抱えるいくつかの課題を改善し、一方で導入すべき新しい医療を開始するタイムテーブルを描いています。これまで以上に「高度で良質な医療」を提供するセンターとして、スタッフ一同「Slow but Steady」ゆっくり着実に前進したいと思っています。

当センターは441床を有する兵庫県内で重要な医療拠点のひとつです。また、当センターのアクティブな診療にやりがいと魅力を感じて、毎年10名以上もの研修医をはじめ、多くの看護師や技師といった専門職が入職する活気あふれる医療機関でもあります。「高度で良質な医療」の提供に加え、若い医療スタッフの教育も非常に重要です。さらに当センターには、臨床研究・臨床試験を進めることも求められています。すでに研究は大学病院だけのものではなく、当センターのような拠点病院にも強く求められています。当センターのすべてのスタッフに、その多方面にわたる使命を十分認識いただき、早期にベクトルの一致を目指します。

まずは診療!淡路島や兵庫県の皆様の健康維持や疾患の克服を目指し、チーム医療、集学的医療、救急医療、先進医療、個別医療などを駆使し、一方では県内・島内各所の医療機関とも強くタイアップし、患者様に信頼される医療を提供し続けたい所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。