診療科・センター・部門
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放射線部
一般撮影
一般撮影部門では胸部、腹部をはじめ全身あらゆる部位の骨などのX線撮影を行います。その他にも、乳房や歯(下顎)の撮影、骨密度の検査も行っています。当センターではFPD(Flat Panel Detector)を採用しており、全面デジタル化で運用を行っています。デジタル画像処理技術により高解像度、高鮮鋭度の画像を提供でき、また被ばく線量も低減できます。
乳房撮影装置
乳がん診断の精密検査のひとつに、乳房撮影があります。乳房を圧迫して撮影し、腫瘤や石灰化等の有無、形態を調べます。通常は比較のために両側の乳房を撮影します。
当センターは、日本乳がん検診精度管理中央機構の定める方法により精度管理を行っており、撮影はマンモグラフィ撮影に精通した診療放射線技師が行っています。
装置は平成29年度にGE社製のSenographe Pristinaに更新しました。
パノラマ撮影装置(歯科断層撮影装置)
FPDを搭載しているため、画像をすぐに確認できるだけでなく、コントラストなどの画像処理を容易に行えるため、スムーズに検査を受けていただくことができます。
顎骨等の広範囲な領域(上下顎同時)の撮影が簡単に行えます。開口困難のある患者さんにも有効で、歯牙、顎骨の発育成長経過がわかります。
令和元年10月からモリタ社製のベラビューX800に更新しました。この装置は通常のCT検査と同じように輪切りの断層画像を得ることができます。撮影範囲は下顎・上顎に限定されますが、より細かな画像を収集できるようになりました。得られた断層画像からいろいろな方向の断層像を加工することができ、親知らずの抜歯や根管治療などの診療に役立っています。
骨密度測定装置
骨密度検査は骨粗鬆症や関節リウマチ、ホルモン分泌異常の診断に有効です。
前腕の橈骨より骨塩量を測定します。前腕を装置天板に乗せていただくだけで検査でき、約15秒で測定できるので、無理な姿勢を強いることなく検査できます。
令和元年10月からホロジック社製のHorizon-Aを導入しました。この装置は前腕だけでなく腰椎や大腿骨の骨密度を測定でき、より精度の高い測定が可能です。測定にはDEXA法(Dual Energy X-ray Adsorptiometry)を用いており、2種類のエネルギーのX線を検査部位に照射し、その透過率から骨密度を測定する方法です。
定期的にそして継続的に骨密度を測定検査を受けることにより、骨密度の変化を捉えることができます。