診療科・センター・部門

放射線部

放射線について

一般撮影部門では胸部、腹部をはじめ全身あらゆる部位の骨などのX線撮影を行います。その他にも、乳房や歯(下顎)の撮影、骨密度の検査も行っています。当センターではFPD(Flat Panel Detector)を採用しており、全面デジタル化で運用を行っています。デジタル画像処理技術により高解像度、高鮮鋭度の画像を提供でき、また被ばく線量も低減できます。

放射線と放射能の違いについて

「放射線」と「放射能」はよく似た言葉ですが意味は異なっています。
放射線は、電磁波の一種です。
種類としては、おおまかにX線、α線、β線、γ線、中性子線、電子線、陽子線、宇宙線などがあります。また、自然界に存在する放射線を自然放射線といい、人類がつくり出したものを人工放射線といいます。放射能は、放射線をだす性質や能力のことです。

放射線に関する単位

吸収線量グレイ(記号Gy) 放射線と物質の種類にかかわらず物質にどれだけエネルギーが吸収されたかを表す。
線量等量シーベルト(記号Sv) 放射線防護の目的で、人体への放射線の影響がどのくらいであるかを表す。

参考資料:(社)日本アイソト-プ協会・改訂版やさしい放射線とアイソト-プ

当センターにおける主な検査の被ばく線量

X線撮影
検査被ばく量(mSv)
頭部1.4~1.6
胸部0.2~0.4
小児胸部0.1
腹部1.5~3.0
胸椎・腰椎2~4
股関節2.5~3.0
その他骨・関節等0.2~1.5
CT検査
検査検査部位被ばく量(mSv)
頭部60
頸部6~8
胸部6~8
腹部8~14
心臓50~60
大動脈(胸腹部)10~12